6月20日(木) 晴れ
チューリッヒ近郊を散策し、帰国

 帰国日になりました。St.Gallen8:11発のIC716でとりあえず9:11着のZurich Flughafenへ。1時間で到着しました。
 まず、帰国便のチェックインを試してみます。カウンターに行き手続きすると、あたり前のようにできました。これでよい席を確保することができました。荷物を手荷物預かりへ預けてチューリッヒ近郊乗り歩きをすることとします。
 9:40発IR516でZurich HBに向かいます。9:50に到着し、遅れていた9:56発のSバーンに乗り換え、10:00頃半地下のZurich Stadelhofenに着きました。
 地上に上がると駅前に狭軌の1000mm軌間で路上を走るためか、ちょっと面長なクリームと朱色のツートンカラーの電車が停まっています。最近導入された200型と違って、前面に貫通路がある在来型の100型です。Tc+Mc+Tcの3両編成で375レは10:05に発車しました。(105)しばらくRehalpまでは市電の路線と共用していて、路面上を進みます。架線電圧も市電に合わせた600Vだそうです。なんと、車内検札がやってきました。それを過ぎると専用軌道となり、架線電圧も1200Vに。速度も上がります。
 ときどき列車の交換待ちなどをします。しばらくすると地下区間へ入り、抜けたところが車庫のあるForchで、10:26に到着しました。この列車は区間運転なのでここ止まり。車庫といっても地下化したときに整備したのか綺麗になっていて、車両などはガラス張りの工場内へしまってあるのでちょっと残念です。
 15分後に来た、10:42発177レに乗車します。今度はMc+Mc+Tc3両編成の200型でした。(202) この先は、湖を望む緑の多い田舎を走るようになります。Egg付近がちょっとした街でしたが、10:56に着いた終点のEsslingenは停留所にこそ大きな屋根が覆っていますが、それ以外に何も無く、バスへの乗り継ぎ地点という印象でした。
 このまま折り返すのもつまらないので、バスでUsterへ抜けることにしました。11:17分発のバスは1時間に1本だけある通常とは違う経由のバスで、1集落余計に廻るらしい。
 他にお客は無く、運転士に行き先を確認されました。山を下りて行き、湖の近くまで行きました。しかし、走行する道路が舗装工事で通行止めになっています。どうするのかなと思っているとなんと、片輪を歩道に乗せたとたん、そのまま歩道に上がり、走行し始めたのです。街路樹には車体をこするし、対向の歩行者は唖然としています。その区間が終わると何食わぬ顔で道路に戻ったのには言うまでもありません。その後も、わき道に入ったりして駅に着いたのは11:35でした。11:40発のS9 18942レでZurich HBへ。12:02に到着しました。
 
 こんどは、ユトリベルク山に上るSZU線のS10に乗ります。まさか、別の場所の地下ホームから発着すると走らずにかなりあせりました。なんとか見付けてMc+Mc+Mc3両編成の12:06発1097レに乗車できました。(527)赤とオレンジのツートンカラーで、標準軌からか車体は広くできています。
 地下区間を抜けるとS4路線と分かれて単独区間となり、最大70‰の勾配をぐいぐい登って行きます。展望台へ行く観光列車とは違い、途中の住宅地などへの足となっているらしく、結構乗客が多くいます。しかし、住宅地が途切れるとお客もまばらとなり、12:26に終点のUetlibergに到着しました。到着してこの車両のパンタグラフを見るとかなり偏っていて、車体外側にはみ出しています。これは、S4が国鉄と同じ交流であるのに対し、S10は直流なのです。この共用区間のために交直流電車にせずに、それぞれの架線を並べて使い分けるという方法をとっているため、このような集電方式に落ち着いたそうです。
 展望台までちょっとハイキングをして駅に戻り、トンカツのお昼を食べて13:37発の1110レで下山しました。Zurich HBへは13:57に到着しました。
 お土産を駅周辺で買いこみ、17:17発のS16 19666レでZurich Flughafenへ。17:28に到着です。買いそびれたものを駅構内のスーパーマーケットで仕入れて手荷物預かり所でバックをピックアップし空港へ。搭乗手続きは済んでいるのですんなり出国して搭乗待合室へ。しかし、搭乗予定のAF2555便は到着機材遅れのために出発が遅れる模様とのこと。結局70分遅れの20:10に出発した。
 パリCDGへ50分遅れの21:10に到着した。乗り継ぎの成田行きAF286は23:30発なので余裕があり、買い物も済んでいるので乗り継ぎ時間がその分短くなりました。その後は定刻通りに飛行し、翌日の18:00に成田へ到着しました。(おわり) 

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