6月14日(金) 晴れ 成田からパリ経由チューリッヒへ

 一応指定の時間に成田へ到着。団体カウンターで航空券を受け取り、チェックイン。念のためマイレージの加算を尋ねるとJALならOKの返事が。(この後からAFの東京-パリ線では加算の対象から外れました。)
 すぐに出国手続きを済ませ、夜行便に備え事前に調べておいたリフレッシュルームでシャワーを浴びてインターネットを楽しみます。これなら2時間前に来ても退屈しません。場所はアメリカ方面のスポットの近くにあります。
 30分前に搭乗口へ移動し、AF289便は定刻21:55に出発しました。夕食を食べて映画を見ているうちにうたた寝をしてもう朝食。13時間20分も慣れてくるとすぐです。4:15にパリ・シャルル・ド・ゴール第2ターミナルFスポットへ到着しました。

6月15日(土) 晴れ スイスロマンド地方へ
チューリッヒ〜ラ・ショードフォンへ


 乗り継ぎのバスが動くまで、チェックインの際にくれたチケットをカフェに出し、オレンジジュースとパンとコーヒーのセットをもらって、行程のチェックで時間をつぶします。税関などの準備がまだできていないからだ。
 5時を過ぎてやっとバスなどが動き出すので、朝のおつとめを済ませ、連絡バスで第2ターミナルBスポットへ移動する。バスは延々走りつづけます。この空港は広い。
 6時を過ぎて売店も開きました。鉄本を立ち読みしてひたすら時間をつぶします。しかし、ユーロがないと買い物はできません。
 やっと7:35発のAF1554便は搭乗手続きを開始。搭乗待合室へ入る。当然サービスの新聞は読むことができない・・・。のんびりとした手続きで当然のように遅れる。出発したのは8時ごろでしょうか。機内ではまたクロワッサンとコーヒーが出た。遅れを取り戻すようにびゅんびゅん飛ばします。定刻8:50着でしたが9時過ぎにチューリッヒ空港ターミナルBに到着しました。そして、あっという間にすんなりとスイス入国。


 空港駅でスイスパスにバリデート印を押してもらって9時半過ぎにSバーンで中央駅へ。ATMからスイスフランを下ろし、いろいろと調べ物をして10:37発Basel SBB行きIR1868で最初の目的地Liestalへ向かかいます。(5185 2170 326-5)
 11:26に到着すると、ホームの反対側に赤とクリームのツートンカラーの小型MTT3両編成の電車が停まっていました。これがWaldenburgerbahn(WB)の電車でした。軌間は珍しく750mmという狭いものを使っています。なにやら運動服姿の子供や引率の大人がたくさんいて、小さい電車は大賑わいです。
 11:33発3132レに乗車します。(12)しばらくは戻るように国鉄線と併走し、右へカーブすると道路脇を走るようになります。単線の線路を飛ばすこと飛ばすこと。途中仮設のテントや競技施設が並び、大変にぎやかになってくると、競技会場中心の駅に着きました。運動服姿の子供や引率の大人など、ほとんどの乗客がここで下車しました。あとはがらがらの車内へ。交換駅では必ず交換します。時刻表に出ていない臨時列車が多数運転されているようです。
 市街地に入り、今までの走りが嘘のようにゆっくりと町中の路面上を走ります。車庫のある終点のWaldenburgに4分遅れの12:04に到着しました。
 車庫を撮影して、1駅歩いて路面上のOberdorfから乗ることとする。しかし暑い。路面をころがる電車を撮影して、折り返してきた12:32発の3139レで Liestalへ戻る。(115)3分ほど遅れていました。こんどはMTMTの4連で、12:57にLiestal に到着しました。
 接続がきわどかったのでヒヤヒヤしたが、相手の12:57 発2666レも3分遅れてきました。(5185 2170 344-8)13:09にBasel SBBへ到着しました。昼食にサンドイッチとビールを求め、Geneve Aeroport行き13:24発IR624に乗車します。暑いので冷房が心地よい。(5085 2175 030-9)なかなか渓谷沿いを進む景勝路線でした。13:58にDelemontへ到着しました。
 14:05発フランス国境近くまで行くBoncourt行きの4025レに乗り換える。(5085 3935 07-?)電車牽引列車でした。すぐに乗換駅のGlovelierに14:17着。しかし、この先目の前に山がそびえ立っています。乗り換えの列車の姿は見えず、駅前は寂しいところで何もありません。ふと見ると駅前の路面上に架線と1000mmゲージのレールが敷いてあり、その先に赤い2両編成の低床電車が停まっていました。これがChemins de fer du Jura(CJ)の電車だったのです。



 先ほどの電車に乗り続け、トンネルを抜けた先のPorrentruyからBonfolまでの支線もあるのですが、時間の関係でカットすることととする。なにせ、これから乗る区間は超過疎路線で、経由の違う代行バスを除くと1日6往復しかなく、間隔はバラバラで、この電車の前は10:20発になるのです。
 14:20発254レは接続の客を乗せるとすぐに発車。(631)駅前をはずれると左にカーブし、山の中をひたすら登って行きます。速度を落とすと右上から来る線路と合流し、Combe-Tabeillonに到着します。ワンマンの運転士が運転台から離れて車内検札をしながら反対側の運転台へ移り発車。そうです、ここはスイッチバックの駅でした。再び登りに掛かり、左へ少しずつカーブしてゆき、180度カーブします。いわゆるセミループになっています。ラック式ではなく、粘着式なのでこのような路線になったようですね。
 平行道路も見えず、時々放牧地が見え隠れし、森の中を進みます。時折開けたところで停まり、乗降を扱います。なにか北海道のローカル線のようです。14:50に車庫のあるSaignelegierに到着すると、緑色の保存車両が入換をしていました。
 接続の15:01発256レはTavannes行きなので分岐点のLe Noirmontまでに1本落とすことにする。(634)15:04に市街地から抜けたLes Emiboisで下車しました。牧草地の中にあるリクエストストップ駅です。
 Saignelegier行きの列車を撮影して、15:36発258レに乗車することにします。リクエストストップ駅なので、乗車の意志を伝えるボタンを押して信号を操作します。これをしないと通過されても文句は言えません。
 道路脇の単線を走り、停車する度に乗客が増えてきます。



 終点の1駅手前で路上へ出ました。16:12に国鉄駅と共用のLa Chaux-de-Fondsに到着しました。乗車した列車はすべて新型の低床車でしたが、電車+客車+制御車の在来編成も数本走っています
 ホームの反対側に白と赤のキュービック型の単行電車が停まっています。これは、TRNの電車で、TRNとは、ヌーシャテル地区のあちこちの小路線の連合体のようです。こちらも1000mmゲージです。16:45発の360レに乗車しました。市街地の中の峠を越えると谷間の盆地に出てトコトコ走ります。リクエストストップを忘れて1回急停車。その場で降ろしていました。さすがに田舎電車です。17:08にこじんまりした車庫と駅舎のあるLes Ponts-de-Martelに到着しました。折り返し17:12発の361レで17:35にLa Chaux-de-Fondsに戻りました。
 さて、今夜の宿を探します。結局駅前の古めかしいホテルに投宿することにしました。代金は前払いで、明朝の鍵を入れる場所を教えてくれました。翌朝起きてみるとフロントにはシャッターが降りていて、鍵を入れて出て行くようです。朝食は付いていませんでした。


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