10月19日(金) ドイツ ロマンティック街道
フュッセンからザルツブルグへ

 10月19日(金)曇りのち晴れ
昨日のうちに買っておいた、フュッセン→ウィーンの国際乗車券を使います。経由欄がなかなか細かく書いてあり、なかなか楽しいです。有効期間が2ヶ月というのもすごい。

 今日はのんびりと9:05発のミュンヘン直通快速のRE21249に乗車。218型DL推進の近郊型客車です。 (5080 22-34188-9)空いていて、ボックスに座れました。Buchloeまでは昨日と同じ路線を戻ります。途中昔ながらの濃紺とクリームの渋い628型2両組のDCと交換しました。
 Gelten dorfから電化線になり、Sバーンも走る路線になります。久しぶりに都会にはいるとMunchen Hbfに11:07に到着。
 ミュンヘンの観光は何故かパスして、接続の11:25発フランス国境に近いザールブリュッケン発イタリア国境に近い、オーストリアのクラーゲンフルト行きのEC113に乗り換えます。そして次は、今日の目的地12:55着のザルツブルグまで停まりません。
 一番前の車両までスーツケースを押して行くと、一両だけ窓の開く旧型コンパートメントの車がつながっていました。 黄土色のモケットで座席を引き出すとお座敷になる車両です。一時間半乗車するので食堂車に飲み物を買いに行きます。

 Munchen Hbfを出るとローゼンハイムでインスブルックからの回廊列車の路線と合流しました。ここからは以前乗車したことのある区間です。湖畔を通り、ベルヒテスガーデンへの支線が分かれるドイツ最後の駅Freilassingを通過するとすぐに川を渡ります。ここが国境ですぐにSalzbulgに12:55到着しました。
 ホーム上にある観光案内所でザルツブルクカードを購入する。これがあれば時間内の市内のバスが乗り放題、ほとんどの博物館や観光スポットを利用できるのである。なお、記名式のICカードでした。
 駅にほど近いメインストリートのガード脇にあるホテル「シューティグルブロイ」へまずチェックインします。バスタブ・トイレ・1泊朝食付きツインで11000円でした。すぐ部屋に入れてくれました。なんと、ザルツブルク駅構内が見渡せる絶好の部屋です。
 まず市内観光です。ミラベル庭園からザルツァッハ川を渡り、旧市街へ。ゲトライデ通りのちょっと路地を入ったボスナドックを食べにゆきます。何しろおいしいですから必ず食べましょう。おすすめです。モーツアルトの生家を見学して、レジデンツ広場へ。ドームのたもとをくぐり、ホーエンザルツブルグ城塞へ昇るケーブルカーに乗ります。山の上からの眺めは格別で市街地が手に取るように分かります。

 城塞から降りてパパゲーノの像を見てアメックスの両替所へ。ここならアメックスのチェックの両替に手数料が掛かりません。モーツアルト小橋を渡り、モーツアルトの住居へ。日本語のイヤホンガイドを貸してくれました。
 次はバスに乗りレオボルツクロン城へ。住宅地の中のバス停で降りてしばらく歩くと、森と湖に囲まれた城がありました。こんどはトロリーバスで旧市街へ戻り、「カフェ・トマセッリ」で休憩します。メランジェを注文し、ケーキを食べようとしたのですが、注文の仕方が分かりません。担当のウェイター氏に頼むと、おばさんがたくさんお盆の上にケーキを並べて持ってきました。この中から好きなものを選ぶとレシートを切り、その場でお金を払います。なお、オーストリアのカフェではなぜかお冷やが付いてきました。
 夕食は、修道院の中にあるビアホールの「アウグスティーナー・ブロイ」へ向かいます。バスを降りると静かな雰囲気の修道院があり、坂をあがって右手の目立たない入り口のドアを開け、階段を下りてゆきます。まず、デパ地下のような雰囲気でおつまみなどを売るお店があり、その奥で木の樽からビールを注いでいます。
 まず、陶器のビアマグの大きさを選びます。そして、おばさんの座るレジに行きお金を払います。そのレーシトを注いでくれる人に渡すとビールを注いでくれます。なお、ここでわずかのチップを置くようです。そして、天井の高いホールにイスとテーブルが並んでいます。この部屋がいくつもあって、みなさんご機嫌でビールを飲んでいます。ほとんど地元の人ばかり。
 座席を確保し、つまみを買いに行きます。ショーウインドに品物が並んでいるので、ゆびを指して選べるのでとても便利。簡単な食事もとれます。食器は紙皿、ナイフとフォークは使い捨ての木製です。日本でいえば割り箸ということでしょう。ビールはとてもおいしく、フルーティな味でした。いい気分になってライトアップされている旧市街を眺めながらザルツァッハ川を渡り、歩いてホテルへ戻りました。

前のページへ
次のページへ

メニューへ

トップページへ 

inserted by FC2 system