10月18日(木) ドイツ ロマンティック街道
ローテンブルクからフュッセンへ

10月18日(木)曇りのち晴れ
 今日は昨日買って置いた企画切符を使ってフュッセンまで移動します。朝食後チェックアウトしてスーツケースを転がし城壁の外にあるRothenburg o.d. Tauber駅へ向かいます。8:06発RB70108に乗車。また新型低床気動車です。(642 120-0 Bpd)
 Steinachに8:20に到着し地下道を通って8:26発のRB20067に乗り換えます。今日は近郊型客車ですが、更新工事は行われておらず、ドアは手動でした。車内はボックスシートです。(5080 22-33875-2)
 各駅に停車し、Treuchtlingenに9:30に到着。9:37発のRE21185に乗り換えます。主要駅停車の快速ですが、今まで乗ってきた各駅停車より短い3両の編成です。その中の1両が「シルバーリンゲ」と言われる私の好きな車両で、ビニールシートですが迷わず乗り込みます。

 しかし、この車両の車内がちょっと違います。座席の座面がスライドしてベットになるようになっていて、カーテンが巻き上げ式の厚い遮光カーテンです。そして、デッキが広く、デッキのドアの窓まで遮光カーテンが取り付けてあります。事故や災害そして戦争などの時にけが人などを運べるようにしてある車両があると聞いていたのですが、もしかするとこの車両はそうなのかもしれません。(5080 22-35712-5)
 Augsburgに10:30に到着。すぐ接続の各駅停車もあったのですが、その後の快速でもBuchloeでの接続が同じで、普通と快速では車内販売も無いことですし、一息つくことにしました。 コーヒーを買って11:03発RE21442の発車ホームへ行くと止まっていたのは2両編成の新型低床式気動車でした。3時間掛けてリンダウまで行く快速なのに・・・。と言っても座席が埋まる程度です。それもAugsburg Meese駅で降りてゆく人多し。ここで運転席直後の席が空いたので移ります。複線の非電化線ですが線形は良く真っ直ぐです。飛ばすこと飛ばすこと140km/hは出しています。(642 075-6 Bpa)
 Buchloe11:38着。やはり自動販売機しか見あたらない何もない駅でAugsburgで一息ついて正解です。11:44発ミュンヘンから来るフュッセン行き直通快速に乗り換えます。近郊型客車を連ねたDL牽引(218-398 6)の列車で空いていました。(5080 31-34321-5)

 BiessenhofenでKempten方面の路線から分かれると、単線でカーブもきつくなりローカル線の雰囲気です。 そして今までどんより曇っていた空が突然明るくなり、きれいに晴れわたりました。丘をぬうように右に左に牧草地の中をゆっくり進みます。途中学校の目の前に止まり、学生がたくさん乗ってきました。そして数駅で降りてゆきます。汽車通学でしょうか。住宅が増えてくるとFussenに12:57到着しました。
 駅からすぐ近くのホテルSONNEにチェックインをして一息ついてから14時頃のバスでホーエンシュヴァンガウへ行きノイシュヴァンシュタイン城へ向かいます。 登り口へ向かう途中にお城のチケットセンターがあります。ここで各国の言語ごとになっているツアーの申込をしてお金を払います。ガイドの案内には日本語がありませんが、イヤホンガイドはあるので「ジャパニーズ」と言った方がよいです。私達は英語のガイドを申し込みましたがわからんちんで後悔しました。
 さて、お城まで登ります。馬車もあるのですが、お城を眺める絶景の場所のマリエン橋まで行くミニバスに乗ることにしました。乗車の際にお金を支払い立ち席も含め満員になると出発です。バス一台分しかない林道をぐんぐん登ります。乗り物酔いに弱い人はちょっとつらいかもしれません。でも、降りたところは橋のすぐ近くで、天気も良く絶景を目にすることが出来ました。

 なお、マリエン橋の上でシャッターを押してくれる帽子をかぶったおじさんがいます。最初は怪しいと気を付けたのですが、狭い橋の上では三脚も立てられず結局押してもらいました。撮り終わり橋のたもとを見るとこのおじさんの写真が飾ってあって、「シャッター押します。」と書いてあり、ちゃんと横にチップ入れがありました。まぁ強制では無いので適当な額を入れておきます。
 坂を下るとすぐにお城へ行けます。中庭にはバーを押して入る方式の自動改札機があり、指定された時間になるとチケットを差し込み中に入ります。案内人が出ていないのが不親切で使い方が分からない人が続出していました。英語の案内ではあまり理解できずちょっとつまらなかったですが、お城の窓からの景色はこれまた絶景でした。
 出口にはおきまりのお土産売場があり、日本人の店員がいて日本円が飛び交っていたのにはちょっと・・・。お城を出てメインストリートの坂を下りて行きます。途中から近道に入り、下りは十分歩けました。
 お城から見えた聖コロマン教会まで歩いて行くことにしました。途中山の中腹に建つお城を振り返りながら歩きます。しかし、道路に歩道がないのでちょっと大変です。そして、いくら歩いても教会は近づきません。やっとたどり着いた頃には日が傾き掛けていました。
 さて、バスでフュッセンの街まで帰ろうとすると1時間近くバスがありません。それでは1停留所ずつ歩いてみることにすると、いつの間にかフュッセンの町中に入っていました。今日も良く歩きました。この日の夕食は、夫婦で経営しているらしいひなびたレストランに入り、ケーゼシュペッツレを食べました。

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